窮すれば通ず
うわー、暑さが戻って来ましたね！涼しくなってきたから、もうこのまま秋になるような気分でいたら、久しぶりにきました！朝練行く時間（といっても10:30ですが）ですでに太陽は全開でございました。もういいのに....
明日も暑いらしいです。台風は来てるけど、これ過ぎたら来週はまた暑くなるとか。.....どうやらもうひと頑張りしなければいけないようですねー。はやく秋よこいー
朝練に来ると安心します。今日も積み重ねることができたと。こんな風に考えるようになったのは、きっと年をとったからでしょうね。でも着実に進んでいる実感があって、とても精神的にも良いです。
世阿弥の言葉で「窮すれば通ず」というのがありますよね。以前何かで読んだ本の解釈では、ただ物事に対して窮すれば通じるというものではないと、窮したのちに「転ずる」からこそ、すなわち「通じる」のであると。
ずっと窮していると思います。演奏出来ている実感、というのをあまり持ったことがないです。別に自己否定ではなく、音楽家としてやっていくためにはまだまだこんなものでは足りない、という意味で私はずっと窮してきました。もちろん今でもそうです。ただ、その中でも何回かの「転ずる」が起きた記憶もあります。その時は、誰かの言葉だったり、新しい曲だったり、時に新しい楽器がそのきっかけを与えてくれたりしました。今は練習することがそれのようです。出来ないことも多く、「確固たる自信」にはまだほど遠いのですが、確かな実感は宿ってきました。そしていつかは「通じる」日がやってくるのでしょうか！？これは来ないかもしれない。いや、実は来てほしくはないです。窮して転じる、この繰り返しで一生が終わってもなんら悔いはありません。
明日も練習です。明日はいつものスタジオではなく、都内某所にて。明日も頑張ろう！！
そうそう、何の本で読んだかはっきり思い出しました。「司法試験体験記」の類いです。実は一時期弁護士を目指していたこともあって、勉強と仕事の両立がつらい時などに、よく読んでいた本です。あの頃は精神的にかなり危ないときもありました。結果だけ言うと、司法試験の方はあきらめました。だって、こたつに入ってベース弾きながら勉強してるんだもの。頭も足らない上に、時間も足りない。こりゃ１０年かかるなと思い直したわけです（笑）。でもその決断はよかったです。その後もいろいろ大変ではあったけど、今まだこうしてベースを弾いていられるのですから！
今日のおまけです↓いつも練習の最後の30分、集中力が無くなってきたころに、動画を撮ってます。こうすると、最後の30分がシャキッとするんですよね～。