ライブ

生の音

また少し暑さが戻ってまいりましたが、確実に秋の気配は感じられますね。早く涼しくなってくれ~

明日の本番に備えて本日はSTD(Shoot The Dice)のリハでした。明日やる曲の確認と練習。今日もたくさんアドリブの練習もさせていただきました。メンバーの皆様、ありがとうございます!

※ライブの時の写真です

 

どんなに個人練を繰り返したところで、メトロノームやiRealの伴奏相手では「生きたリズム」での練習にはなりません。崩れないことが分かっているから、こちらもあまり考えなくても大ハズシもしないし、弾けているように聞こえる。でも、伴奏音源では、本当の意味でのリズムトレーニングは出来ていないと思います。いや、導入段階としてはもちろん効果はありますし、それを否定するわけではありませんが、いざ、練習したフレーズなりを、生の人間との演奏で出す大変さったらないです!最初は守るのが精いっぱい。練習したフレーズなんてどっかいっちゃう。とにかく他者との音楽を破綻なく成立させるという意味で、守りに終始せざるを得ません。これは周りのプレイヤーがどうこうではなく、音楽がお互いに「影響しあうもの」だからなんですよね。これに対して、こちらが間違えようが、リズムもたつこうが、勝手に進んでくれるのが伴奏音源です。まさに「勝手に」進んでいきます。こちらの演奏なんか聴いちゃいないです。つられてミスすることもありません。当たり前か。

私もたまにあげてる動画とかも、伴奏に合わせて演奏するなど、実はたいしたことでも何でもないのです。真実があるのは、生身の人間同士で作りだす生の音楽だと私は思っています。

 

私も以前は打ち込み(死語?)で音源とかも作っておりました。その時の音楽制作経験でも、打ち込みだけで作ったデータの演奏だけでは、まったく音楽的に味気ないものしかできません。たとえデモといえども(いや、デモだからこそ)ここに誰かが演奏している生の楽器がはいると、ぐっと音楽が引き締まり、興味深いものになっていくのですよね。ギターでもピアノでも、とにかく実際の人の演奏が少しでも入っていること。説得力が全然違うんです。なんか、当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、制作系のお仕事をされている方は、コストなどのいろいろな制約がありますから、そんな事はできないことも多い。その場合はデータだけで曲を作成したりしなければならないです。これすごくたいへんなことなのです。

それに比べたら、私たちがやっているバンドというものがなんと豊かな音を扱っていることでしょう。生で演奏される一音一音がすべて意志の塊であり、主張。説得力の塊。本当にぜいたくなことだなぁと思っています。

 

明日もそんな中で演奏が出来るのです。自分の思った通りにいかない状況もたくさんあるでしょう。逆に相手の思った通りに演奏してあげられないもどかしさも感じるかもしれません。でも、こんな贅沢な状況はないのです。それをしっかり噛みしめたいと思います。明日も自分のできる最大限を、皆さまにお届けししたいと思います!どうぞ応援よろしくお願いいたします!!

 

2018.9.6(木)「Trio × Trio Secial Live!」@大塚Welcomeback

18:30  OPEN
19:00  Start
MC:3,000円(+テーブルチャージ¥500  +オーダー)

出演:Shoot The Dice、Haruhiko Nishioka Band(出演順)

※最後に合同セッション・ステージも予定されております。

 

 

今日ささっと撮りました。おまけの告知動画です~!

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