トレーニング

欲しい音色

今朝は早起きして某楽器店の集まりに参加しておりました。東西線は、近所の川の景色とか好きなんだけれども、早い時間のラッシュは恐ろしいです。あまり乗りたくないですね~

 

午後の比較的早い時間に終わったので、いったん帰宅&10分間の昼寝(笑)をしてから個人練に行きました。

 

お借りしている楽器を使っていつもの基礎練。

 

音色なども模索しておりました。

要は、私が欲しい音はソロの時の高音域の豊かさ、なのです。低音域はどんな楽器でもたいていの事が出来るし、どんな楽器でもほとんどのジャンルを成立させることが出来るでしょう。フレットレスだろうが、フレッテッドだろうが。ただ、高音域でのソロは別なんですよね~。ウッドベースのような豊かな音が欲しい。あくまでエレベの音で良いのですが、針金をガチっと弾いたような音じゃ嫌。いかに柔らかく、ふくよかな低音域を含んだ、自分自身を感動させられる高音域が出せるか。そこが今一番追いかけている音色です。

エレベの音って、私の感覚の中で「一本」に近いんですよね。複雑な倍音構成をあまり感じないレンジの狭い音。これにたいしてウッドベース(コントラバス)は単音でもかなり複雑な倍音の音がします。ピアノとエレピの関係もそうです。エレアコベースも実は倍音は複雑に出ます(アンプからの音量上げすぎると、実音にかき消されますが)。いろんな音がひとつの音に混じってくるから、音程感はエレベより希薄だけど、演奏していて面白みがあるのです。そしてこれらのいわゆる「箱モノ」は、いろいろなノイズも交じるのです。これが面白く、アンサンブルをより豊かにすると思っています。たとえば弦が指板に当たった音なども大きく聞こえ、それが楽音と混ざりさらに複雑さを増します。これらを常に感じていたいんですよね、特にアコースティックなジャズのような音楽では。

音量をあまり出さなければ、エレベでもこのような楽音としてのノイズも多少乗ってきますが、少ないです。特にこれが高音部において顕著で、ソロをとっている時の高音部の鳴り方というのは常に私を悩ませてきました。じゃあ、ウッドにしちゃえば良いじゃないかと言われそうですが、やっぱりエレベが好きなんですよね~。いろいろな音楽の中では、べったりと塗りつぶす低音、とかの魅力も使いたいのです!

 

そんな悩みゆえにこれまでもフレットレスを多用してまいりましたが、やはりエレベ的な限界があって、それをどう自分の中で折り合いをつけるか。または、どうセッティングに工夫をして、自分なりに納得した音として送り出せるか。この点、追求はたぶん一生やり続けると思います。アンプも含んだ、ハード面の充実ももっと必要ですね。確かに楽器は進化していますが、この部分(高音域の豊かさ)に関してはあまり進んでいないような気がするんですよね~。やっぱり構造上の壁が立ちはだかるのかなぁ~。

エフェクターも結構いろいろ試してきましたが、これといった正解には辿り着いていないです。「ノイズ」という点に関しては歪みというのもひとつのエレベ的な答えではあると思うのですが、そこはまだ追求しきれていません。というか、この手の実験は資金がいくらっても足りなそう...。オールドアンプで出るナチュラルな歪みというのはかなり説得力持つのですが、音量などのセッティングにより影響を受けやすいため、あまり実用性が無いと考えています。そもそもあんなでかいアンプ持ち運ぶの嫌だし(´・ω・`)

「コーラス」というエフェクターはひとつの正解で、音が複雑化します。ナチュラルな倍音構成とかではないので、あくまで電気的ですが、これはこれで面白いです。最近は結構かけっぱなしでジャズやってることも多いです。さらっとかけていて、たぶん高音域をパンっと弾いた時でないとかかっていることもわからないと思います。今のところ苦情もきていないし(あ、一度歌伴の時にかけすぎていて苦情来たことあったな...)。

つまり高音部をいかに肉付けしていくかで試行錯誤しているわけです。今回お借りしているフレットレスもいろいろ試させていただいて研究しようと思っているのです。

 

なんか上手くまとめられなかったですが、このテーマについてはまた書きます。
明日の夜は西荻窪ココパームでセッション(20:00~)。練習しながらいろいろな実験を密かに繰り返しております(あっ、もちろん参加者の方優先ですのでご安心を)。是非遊びにいらしてくださいね~

 

 

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