日記

本日の朝練にはモナーク君を連れていきました。

昨日のサドウスキーのようなジャズベースと違って、こちらの方はより中高域のレンジを得意としています。アンサンブルの中で埋もれない強い中域。この点、同じフォデラのエンペラー(フレットレス)も同じような特性で、強く弾けば突き刺すような中域を引き出せ、強く主張できます。

ジャズベースタイプはしっかりボトムから鳴る楽器が多く、どちらかというと、より重心が低くなります。音色はいわゆる「ベースらしいふくよかな低音」が出るので、部屋の鳴り・音響関係機材など、ある程度環境が整っている時には格別に気持ち良い音が出てくれます。

ただ、残念なことに、そんな現場で演奏することの方が少ない我々にとっては、よりオールマイティーに対応できる楽器の方が重宝するのです。この点フォデラの二本は、プリアンプの使い勝手も含めさすがな作りで、あらゆる状況への対応が可能で、安定したパフォーマンスが望めます。音そのものは涙が出そうなほどきれいな音が出るわけでもない、きわめて「普通な音」です。特にフレッテッドのモナーク君は。

結局、私たちが求めているのは現場での使い勝手と対応力の高さなんですよね。いろいろな局面に対応しうる総合力こそ求めています。その楽器の音の良しあしよりも(もちろん大事だけど)、対応力の高い楽器が現場に持っていく率が高い楽器なんですよね。ジャズの現場とか、ヘタしたらライブハウスに行くまで何やるかわからなかったりしますしね。

今日の練習も、そのモナーク君で少し録画してみました。特にこれと言った何かがあるわけではない「普通の楽器」なのですが、いったんアンサンブルに入った瞬間に、抜群の操作性と音色の主張がある楽器なのです。もっと使い込んであげなきゃいけませんね!

さて、明日7/19(金)は小岩Back In Timeにて「ののさんのジャズ研」です。昼の部は14:30~17:30、夜の部は19:30~22:30 参加費は各1,800円(オーダー別)です。さて、明日はどの楽器で行こうかな?Back In Timeには置きベースがあるからあまり持っていかなかったけど、久しぶりにサドウスキーでも使ってみるかな~。明日考えます!

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