日記

おぎゃあぁぁ

久々に叫んでみました。タイトルの意味は想像にお任せいたします。SNSだといろいろ面倒なので、公開していない情報です(笑)

いやいやひどい状況になってまいりましたね。集団ヒステリーのようでもあり、疫病との闘いというのはこのくらいやっていないとダメなのかと思う部分もあり、混乱しますね。どれも少しづつ本当なのでしょうね。少しづつだから、上も明確な判断・指示ができないでいると。「外出の自粛を要請」なんて随分とわけわからない言葉です。

フリーの人間が不要不急の外出なんて実はあまりしていなくて、出る時はほとんど仕事上の意味のある行為だったりするわけです。人と会うのは打ち合わせや次の企画をブレストで話している時やイメージを膨らませる時で会ったり、リハはもう仕事そのものです。個人でのトレーニングもそれももう仕事そのものであって(特定のではないけど)、不要不急などと括られるものではないのです。だから、外出を避けろというのは、私たちにとってはもうすでに経済活動、いや「音楽家としての生活」が成立しないことを意味する訳です。一か月休んだら、その先の仕事がある保証なんてどこにもないですしね。

まぁ、とはいえ、ここまで自粛ムードが高まってくると、どんなにこちらが息巻いたところで人の流れは生まれないでしょう。ここは我慢のしどころでもあるのでしょうね。いくつかの中止の連絡もいたしかたないと思っています。

とにかく今は、各自がバランスを取りながらやっていくしかないのでしょう。少なくとも、私はずっと部屋に閉じこもってなんかいたら頭がおかしくなっちゃうので(実際3.11のあとも相当ヤバかったので)、練習はやりますよ。いつもどおり、スタジオが空いている限り朝練スタジオへ行きます。これは私の生存権の問題なので。中止になったイベントはその都度スケジュール欄に記載いたしますので、どうぞご確認くださいませ。

ヤマハの方からも冷たい連絡は来ておりますが、まだレッスンの先行きは不明です。4月のどの段階からレッスンが可能か調整中ということのようです。これは具体的になった時点で、連絡が私もしくは会場から行くと思います。しばしお待ちくださいませ!

マイナスな事ばかり書いても仕方ないので、最近の発見について。

いや、弦です。またかと言うなかれ(笑)。我々にとっては楽器をどんな状態に保つのが自分のスタイルにとって最高なのか、これは永遠の課題なのです。

今回試し始めたのは、モナーク用のハーフワウンド。二種類購入し、まず試し始めたのがスミスの弦。

フォデラのモナークという楽器は本当に重宝する楽器で、今のところもっとも汎用性のある楽器です。結構激しめの音のリハでも抜群と音の立ち上がりと抜けで、楽に音楽をやらせてくれますし、繊細なジャズにも十分耐えうる高域、特に気持ちの良い倍音構成を持っています。同じフォデラでもエンペラーは使用目的限定のF1マシンのようなもの。サーキット以外は得意ではないのです。

左(茶色)がモナーク。右の黒っぽいのがエンペラー(フレットレス)

で、最近はちょっとジャズよりに振っていてブラックナイロンを張っていたのですが、やっぱりモナークという楽器の特性を殺してしまっている。ダメなわけじゃないんだけど、もっと多彩にできるという部分をなくしてしまうんですね。非常にもったいない。ただ、ブラックナイロンの感触は抜群に好きなので、はてどうしたものかと思っていたところ、まだ試したことない弦の事を思い出したのです。それがハーフワウンド。ひょっとしたらその中庸さが、モナークの汎用性の高さを抜群に引き出す可能性を秘めているのでは?と想像。これが大正解だったようで、まず最初に張ったスミスのハーフワウンドの感触が凄く良いのです。

ジャズのソロにも耐えうる高域の音色は適度な滲みを持っていて秀逸、くっきりとした輪郭の中域は、モナークの持ち味を引き出します。そしてブラックナイロンほどじゃないにしても滑らかな触感。リハやライブなどで何度か試しておりますが、とても良いです。今後ももうちょっとテストしてみて、次にもうひとつ購入したロトサウンドのテストに進みたいと思っております。こんなのがとても楽しいのですよね。なかなか同じ状況で試せることも無いのですが、時間をかけて比べてみようと思っています。確かダダリオでもあったと思うけど、あれはまた後で。

さ、気持を引締めて明日も頑張りましょうー!

追記) ミュージシャン仲間の皆様、特にこれから精神面での健康が危惧されます。もし、気持の陰りが取れない時などは、気晴らしに連絡してきてくださいね。なんなら一緒に音出しましょう。鬱などの症状は、私自身3.11の後に経験しましたが、とっても怖いです。でもかかってまもない時期なら、まだ希望はあります。早めに対処してくださいませ!(かくいう私にも、今回は大丈夫であるという保証があるわけではありませんが)。とにかく心の健康にご注意を!!

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