日記

タブ譜

今日もほぼ一日、テクノロジーにどっぷりでした。レッスン資料などの楽譜をたくさん書いているのですが、本日はタブ譜も。新しく購入したPC用のタブ譜作成ソフト「Guitar Pro7」と格闘していたのです。

 

タブ譜というのはこんなやつです。弦楽器特有の、数値でポジションの指定ができる楽譜(のようなもの)です。


初心者には特に便利で、楽譜を読めなくてもすぐにベースが弾けるので、多くの方がここからベースの練習を始めます。それはそれで私は悪いとは思わないのですが、ある程度弾けるようになってもずっとタブ譜だけで演奏していると、やがてどこかで行き詰ります。自分なりのベースラインを自分で考えられなくなってしまうのです。

タブ譜は位置情報であり、座標。そこからはなかなか音高を想起しづらく、結果、数字だけ...つまり押さえるところだけを意識してしまい、音楽的というよりも、演奏がゲーム的になってくるのですね。耳が育ちにくい。皆が皆そうなるとは言いませんが、その危険は結構あります。なので、今はタブ譜を読んでいたとしても、少しづつで構いませんから音符を読むトレーニングをしていただければと思います。結果、クラシック奏者のように初見で難しい楽譜をバリバリと弾けるようにならなくても、その経験が「耳」を作ると思っています。私もまったく読めなかったクチですので、その辛さはよ~くわかるつもりです。少しづつやっていきましょう(集中して1カ月くらいやれば、かなり読めるようになると思いますが...)!

まぁ、とはいえ資料としてはこれからもタブ譜は必要になるので、やっとこさ重い腰をあげてタブ譜作成ソフトの使い方をきちんと勉強しようとしているわけです。今日でまだ3~4日目くらいですが、大分ささっと書けるようになってきました。自分の読譜の練習にもなるし、スキルアップも図れます。これはこれで嬉しいものです。

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