日記

あきらめたはず...なのですが、ついついまた渋谷へ....

グランドオープンした上記写真の店舗には、興味をひくものは一切なかったので、何も試奏しませんでした。

なので結局、先日もちょっと試奏させていただいたあの子(フォデラ)に会いに....

これが間違いのもとだという事はよーくわかってはいるのですが、先日の試奏時の強烈な印象をもう一度確かめに行きたかったのです。ほら、先日は初めて触ったわけだから、悪いとこには目をつぶってしまいがち。良いとこだけみてうわーってなってた可能性が高いじゃないですか。だったら、ちゃんと悪いとこも見極めて、きっぱりあきらめる理由にしようと.....

再度の試奏。

いや、とにかく素晴らしすぎる(・ω・)悪いとこは一つだけ、弦が好みじゃない!

ただ、こんなのいつもの自分の使ってるのに変えればよいだけですが...。

大袈裟ではなく、再び心が震えました。美しすぎる高域はどこまでも優しく芳醇な甘いトーン。ローエンドまできっちり鳴り、しかも塗りつぶすことのない色気ある音色。そう、私の音楽は低域を塗りつぶしてはいけないのです。毛筆のそれのように、時にかすれて、時に力強くさまざまな表情を見せてほしいのです。この点、パワーだけの楽器とは段違いの表現力。上記基準を完全にクリアした見事な音色。

かすれてくれるのである。新品なのに、まるでヴィンテージワインのように、見事に美しくかすれてくれるのである。ふわぁぁ~

後ろで試奏しているお兄さんの、数十万円のベースの音がなんとチープに聞こえてくることか!(お兄さんの演奏力をdisっているわけではありません。あくまで、メーカーがその楽器にかける力の配分の差です)

弾き心地も最高。ボディの感触がこれまた気持ち良い触感で、いまだにその感触が手に残っています。単純にもっと触りたいのです。そして、ハイエンドのフォデラとしては秀逸な、4.25Kgという重量!これがとても重要!素晴らしい!

とまあ、この個体はかつて見たどのフォデラより私好みの完璧な一本でありました。何年も見てきた中で、間違いなく一番。ルックスといい、音色といい、もう完璧なのです。今後同一スペックの新品が出るのかもちょっと怪しい。

あれ?この流れやばいじゃん!?オレ何その気になってんの!?馬鹿なの?車買えちゃうような値段だよ?(車より全然安いけど)

迷いを払しょくするために行ったのですが、何も払しょくできず、むしろ憑りつかれて帰ってきました....。

ちょっと自分のこころを落ち着かせるため、K楽器にも足をのばして他のフォデラ君たちも見に行きました。ただ、まったくぴんと来ず、試奏もしませんでした。それくらいさっきのあの子が強烈で....。あー、やばいやばいやばい!!

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