日記

アンプ持って朝練。3時間の予定の中、ひたすらスケールやってたら時間足りなくなっちゃったので、1時間おかわり。あいてて良かったぁ~。

いや、弾いた弾いた。たくさん練習出来ました~。メロディックマイナーとかオルタード。ちょっと指が痛くなるくらい。


ジャズをやってからしばらくはあまり重要性を感じていなかったのですが、勉強すればするほど出てくるこれらのスケール、今更ながら取り組んでみて、なるほど重要だなと思いいたっております。

ただ、ただですね、真っ先にこれらをやるべきかというと全然そんなことないといまだに思っています。勉強するのは後からでも良いです。確かに、他の楽器奏者にとっては、すごくジャズっぽいフレーズにもなるこれらのスケールなのですが、ことベースに関していえば、ちょっと事情が違うと思うのです。

ドラムソロもそうなのですが、私達ベーシストがソロを取るときに無伴奏になるケースがとても多いです(・ω・)。ドラム以外は休みくらいに思っているのか、ベースソロになった瞬間に、はぁ~お疲れぇ~!くらいに休むピアニストがとても多いです(プンスカ!)。いやいや、ちょっと待って。今まであなた方のバックで一生懸命盛り上げようと、フレーズに聞き耳立てて、ベースラインを歌っていたんですよ!?ソロのフレーズを聴きながら合わせてあげたり、または予測して頂点に達するように。時に停滞しているときは後ろでうわっと盛り上げたり、フレーズに困っていそうなときは合いの手入れたり、リズムに変化を付けたり.....。あなた方の音とともに一緒に創造していたのですよ!?そんな私のソロ番になったらあなた方はどうしていつもそんなに冷たくぷいっと横を向いてしまうんでしょう??あれだけ、一緒に音楽を作っていきましょうと約束した間柄じゃありませんか....!!(違)

ぜぇぜぇ....。ついつい話が脱線し始めましたが、こんな状況になることは日常茶飯事です。以前は言っていたこともありますが、いちいちピアニストに「私のソロのバックでも弾いていてください~」とかお願いするのも面倒になってきて、結局この状況に甘んじております。

で、そんな状況で必要なのは、スケールどうこうとかじゃないんですよね。リズムなのです。まずは無伴奏の中、またはドラムだけの伴奏の中、フレーズのリズムを出していかない事には、音楽として成立しないんですよね。そこでどんなに複雑なアウトや難しいスケールのフレーズ持ってきても、よっぽど有名な曲でないと和音が鳴っていないから、お客さんには下手したら間違っているようにしか聞こえないし。かっこよいスケール弾いても、普通にさっと流れていっちゃうのです。やるなとは言いませんが、そこまで求められていないというか、労多くして効少なすぎるというか。

まぁ、ちょっと大げさで、決してそれほどではないんですけど(笑)、要はスケールどうこうをいろいろ追いかけるよりも、フレーズとしてのまとまり、しっかりとしたリズム、それを出すことを当面の目的にした方が近道ということなんです。その方が、音楽としてもより成熟したものになると思います。そのためにまずは基本となるスケールをしっかりと体にしみこませて、「歌って」ください。それがある程度出来てきたなら、いよいよ幅を広げるためにいろいろなスケールに取り組んでみましょう。個性を出すためにもそれは重要な役割を果たしてくれますから!もちろんスケールが魔法のフレーズを導いてくれるわけでもないですから、結局はそのスケールで歌えないと現場では使えませんからね~。

いつになく長く書いてしまいました。要はベースソロのバックにもベースがいてほしいという事を言っております(笑)。

まだ練習が必要だったので、今日も夕方から笹塚のセッションに行ってきました。ホストのピアニストは、ベースソロのバックでも丁寧に演奏していてくれましたよ~

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