本日は朝練3時間。やろうと思ってた譜面忘れていったので(年か!)、基礎練だけ。
と同時に、現時点でのエレキベースというもの限界もこのベースで大分見えてくるものがありました。そして自分の出したい音が何なのかもず~っと考えさせられ続けてきました。
思うに、自分が一番出したい音はエレベの波形ではないんですよね~。
自分が出す音のイメージと実際に出てくる音の姿はかなり乖離していて、この違和感が消えることは今も昔もないんですよねー。今後いろいろなエレベを使っていくうちに、きっと自分にあったものに出会えるんじゃないかとか.......また、自分の技術レベルが上がってさえいけば、感じている違和感も薄まるのではと思ってきたのですが、そうではなかったんですよねー。いまだにエレベの大きな音でジャズのソロとかとるのはナンセンスだと思うし(増幅しすぎたエレベの音は汚すぎて「感動」には程遠いと思っています)、そもそもエレベで出すべき音と自分の出したい音の波形が違っているんですよね。この一年、最高峰を使わせていただいたことにより、はっきりと確信いたしました。淡い水墨画を描きたいのに、クーピーペンシル持っているようなものなのです!
いや、エレベを弾くのが嫌とかではなくて、もちろん今後もずっと使って研究していきます。本当に楽しいですしね!ただ、ことジャズやベースソロ、メロディの演奏に関しては.......、つまりこれからさらに自分が追求していく音楽で使う音は、エレベではなく別のものなのだろうなと思っています。
これを解決するための仮説の一つがエレアコベースなんです。あくまで仮説ですけど。
ペンキをべたっと塗るような音ではなく、あたかも筆で書いているような低音。減衰するカーブの程よいあり方。ウッドベースよりは操作性高く、演奏の自由度が高い楽器です。実は自分に一番向いているのはこの楽器だと感じています。現場であまり使わないのは、アンプや箱の鳴り方の影響をもろに受けるので、場所を選ばざるを得ないという事と、音楽的にこれ一本で足りるようなライブはなかったから(いろいろなタイプの演奏が必要だったり)。いろんな状況があるから、結局全てを高次元でクリアするフォデラみたいな楽器を一本もっていくからなんですよねぇ。
で、今年からは本格的にこれを研究・実践しようと思っているんです。これまでよりさらに一歩進んだエレアコベースの世界を。そのための楽器も今オーダーしていて、もう少ししたら届くと思います(あと2か月くらいかな?)。もちろんそれが届いてみないと何とも言えない事ではあるし、もしかしたらやっぱり違うという結論になるかもしれないのですが、新しい活動で自分の演奏の検証をしようと思っているのです。これまで進んできた道、これから進む道を。
これはとっても楽しみな事で、今からわくわくしてるんですよね~。この年になってまだ新しい音の探求ができるなんて!
まずは良い楽器に出会えることを祈りつつ...もう少しだけ待っています。もう職人さんの手で大分形にはなってきているころかなぁ~!!