トレーニング 日記

感じて欲しいのは、「練習効果の実感・確信」です

本日は休みでした。昨日の移動とか、楽器の持ち運びが大変だったから、下半身筋肉痛です...。

練習スタジオ以外の予定が特に何もなかったので、昨晩「よし、明日は昼くらいまで寝てやろう!」とか思っていました。出来もしないことはわかっているのに(´・ω・`)。案の定、9:00前くらいに起きちゃう。要は寝続ける体力がもう無いのですね。お年寄りが早く目覚めてしまうアレの始まりですね~。

 

スタジオ個人練は今日は奇跡的に午後に空いておりました。土日はさすがに空いていないことの方が多いのでほぼあきらめているのですが、今日は結構空いていたので、昨晩すかさず予約(個人練は前日からしか予約できないのです)。3時間だけでしたが、思う存分基礎練に時間を費やし、月曜のライブの曲の事とかは自宅練にまわしました。今のところ、この分担がうまくいってます。スタジオではしっかり音を出しながら基礎練して、自宅に帰ってからライブの曲の確認や(フレーズを仕込む、ということは私はやりませんが)、考えなきゃできないような課題にじっくり手を出す感じです。新しいアプローチなども研究するのは自宅で、繰り返し練習するのはスタジオで(基礎練に組み込みます)。

だからスタジオではほとんど「曲」には手を出してません。まぁ、気分転換にやる程度。この方が効率よいことがわかったので。

 

 

何をそんなに練習するのか?とも聞かれることもありますが、練習すべき事なんて山ほどあるのです(´・ω・`)

ま、それはおいといて、おそらくその質問は「なんでそんなに練習し続けられるの?」という意味なのだったと思います。答えを一言で言うと、「その練習をすることによって自分が良くなる事に確信を持てるから」です。およそ練習というものをひたすら続けるためには、その練習が自分の演奏を良くするという確信・実感がないと続けられるものではありません。それは当然ですよね。でも意外とこの点見落としている方もいらっしゃるのです。つまり、練習効果に対する確信もなく、ただ何らかの練習をひたすら続けていれば自動的に「上手く」なる、という錯覚に近い感覚で練習をされるかたも少なくないのです。ただ、この練習はたぶん「つらい」ものになると思います。

それが無意味だとも言いません。初めて4~5年くらいまではそれ(何も考えずに言われたことだけをやる)でも良いのですが、それ以降は練習内容の効果を確信・実感してやらないと練習効果はどんどん落ちていきます。または演奏技術に極端な偏りが生まれます。こうならないためにはつまり、「練習内容の意味を考える」ということが重要だと思っています。効果を考えて訓練し、どこかしらの演奏の機会にその効果を実感する、ダメなら良いやり方を模索して修正する...このサイクルがあって初めてその人に合った練習内容というものが作られていくのだと思います。その中にはどんどん変わっていく練習方法もあれば、普遍のものもあります。いずれにしても、今自分がやっている練習がどのような効果を生むのか、推測で構わないのでしっかり考えながら練習をしてみてください。同じ練習時間でも、全然意味が違ってきます。仮に、短い期間でそれまで出てこなかったフレーズがふと出るようになるとかの体験があると、練習内容に確信が持てます。そうすると、ひたすらその練習を続けることは、苦ではなく、むしろ快感になっていくのです。

 

そしてここからがさらに重要なのですが、練習の意味・効果を考えるためには、その大前提となる「目標」が不可欠なのです。なんとなく「上手くなりたい」では目標の方向性が定まりませんよね。もうすこしだけ具体的に自分は楽器で何をやりたいのか?を知っている必要があるのです。例えば「ジャズを弾けるようになりたい」とか「ロックな楽曲の中でものすごい曲芸的なソロをとれるようになりたい」とか「ソロベースで一人でライブをできるようになりたい」とかです。全て語尾に「なりたい」と付けました。これはつまり希望ですよね、こうありたいという。これがあって初めて、その目標にたどり着くための基礎練が決められるのです。

仮に、これが無くなんとなく「基礎練習と言われているもの」を繰り返していても、効果に対する実感・確信は得られないから、よほどの修行好きの方でないと続かないでしょう。ただ、こういった方が意外と多いのも事実なのです。そんな自覚がある方は、まず自分の内面を探ってみてくださいね。音楽でこうありたい、という自分を。

もし、まだそんなの特にないよ~という方、その気持ちもなんとなく私にもわかりますし、すぐ何かの目標を設定するようなこともしなくて良いです。ただ、その代わりにたくさんの音楽を聴いて欲しいのです。自宅でも通勤途中でも好きな音楽。できれば未知の音楽なども聴き、ライブやコンサートなどに行き、音楽(で感動する)体験をたくさんして欲しいのです。そうすることによって、自分が音楽に何を求めているのかが見えてくると思います。これが見えてきたなら、あなたのなすべきことはいくらでも探してあげられますし、力になれますよー。一緒に必要な練習を考えても構わないので、是非相談してくださいねー!!

 

 

 

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