また夜中の独り言。
現場に持っていくベースの本数。エレベ3本とか、エレベ2本とエレアコベースとか、エレベとウッドとか、いろいろやったことあるけど、3本以上のベースをひとつのライブでとっかえひっかえやって、結果が良かったことってほとんどないんですよね。たいていどれかの楽器の調整に時間かかったり、バランスがとれなかったり、はたまた曲ごとに楽器を持ち替えて、かえって自分の演奏が崩れたりしてしまうのです。そもそも私はそんなに器用ではないのです。
なので、最近は現場には二本までと決めております。できれば1本。足りないと感じることがあったら、演奏で工夫してなんとかする。
とすると、その一本はある程度万能なもの。汎用性の高いものであることが必要なわけです。何かに特化したF1マシンではなく、高度な次元で、ある程度いろいろこなせる楽器。そんなのが重宝されることになるわけです。
その一本が先日購入したFoderaのモナーク君なのですね。
かれこれ1カ月くらいいろいろな環境で使ってみて、あらためて万能な楽器であることを確信いたしました。これ一本でかなりいける。ただ、ロック系は不向き。どすんとした低音が無いし、ジャズベタイプのピックアップは細かいニュアンスを拾いすぎて音が暴れてしまうから。スラップも得意な方ではないです。出来ないことはありませんが。
逆に、中高域がものすごくかつんとよく鳴る。鳴りまくる。ソロとるときにも、ちょいと指先だけでコツンと弾いてあげれば、そのコツンの分だけ音が前に出る。ダイナミクスのコントロールも自由自在。とにかくプリアンプ部分も含めて、操作性(音作り・弾きやすさ)が抜群によい。高域の美しさも特質すべきもので、その他の多くの部分でもいちいち高次元。
この一か月で、購入当初の印象から、私的な評価はうなぎのぼり。弦も、とりあえず「ガリストリングス」というメーカーのものに落ち着いたし、これからもかなりの頻度でいろいろな現場に持って行くと思います。
唯一苦手なロック系の現場(そう、爆笑天使のような!)には、お借りしている(またか)G&Lが良かったです。とても楽にロックできました!
いや、良い楽器はやっぱり良いのです。当たり前か。こんないろいろな発見をしていきながら、今ある楽器達と、もっともっと深く付き合っていこうっと。
あれ?何を書こうとしていたんだか忘れました。とにかく「買ってよかった」かな(笑)