日記

本日はビッグバンドの日。午前中から活動しておりました。
リハやって車に乗せて頂いて、大人数で現場に移動して...なんて、あまりない事なので、とても新鮮でした。本番もとても楽しかったです。ゲストの中路英明氏(tb)のお人柄もトロンボーンも素敵でした~、いらしていただいた皆様、ありがとうございました!

ビッグバンドでの演奏はコンボ(小編成)の時と考える事は違うかと言うと、そんなに変わらないです。譜面がシビアなだけ。ただ、注意するポイントがちょっと違うかな。たとえば、ウォーキングのタイミング。大人数が上に乗っている音楽なので、やはりタイムは早めにとることを心がけ(ロック出身者は、たいてい後ろに来る...と思っています。個人的に。)、音色もアタックをきっちり出せるように意識してます。ハネるにしても、イーヴンにしても、周りのプレイヤーがはっきりとリズムのポイントを感じ取れるベースを心がけています。すると必然、鋭い音を多く使うことになります。これ以上はちょっと専門的になっちゃいますが、要は、普通イメージされるベースの「ボンッボンッ」とした音では、特に大編成のビッグバンドでは機能しない事が多いのですね。テンポがどうこうではなく、速い立ち上がりの、時にアタックだけの音が重要になってくるのです。

こんなことを考えながらベースを弾くのは楽しいですし、伴奏楽器としての楽しさ、苦しさもあるところです。必ずしも今日100%上手く行ったとは思いませんが、この部分をドラマーやピアニストとともに作っていくのが、私にとってはビッグバンド演奏の最大の楽しみどころです。

機会があったらまたどんどんビッグバンドにもチャレンジしようと思います。もっとも....、演奏しながらついつい考えてしまうのは、「自分の音楽」を演奏するバンドのことなのですけどね。そろそろ...

明日は吉祥寺レッスンです。皆さま明日もどうぞよろしくお願いいたします!

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