本日8/3(金)は西荻窪ココパーム!そして難しい「音量感覚」について
ここのところ、がーっとつめて練習してたので、今日はスタジオはお休み。暑いし練習は部屋でやります。
夜はココパーム(西荻窪)でのセッション、ピアノホストは外山浩之さん!私はいつも、このお仕事のタイミング(第一金曜日)で髪切りに行っているので、今日もちょいと早めに西荻窪に行きます。
セッションの方は、あまりファンク系のリクエストは増えておりませんが、ギタリストの方などがいらっしゃるとその傾向がちょっと増えますね(当初はドラマーかと思っていましたが)。今日はどんなメンバーになることやら。楽しみです!
そうそうココパームには大きなギターアンプが置いてあるのですが、あれが見た目以上に音が大きい!ベースアンプがあまりハイパワーでないこともあり、ベースの低音をはるかに凌駕する太い低音もでます。良いアンプなのはわかりますが、ちょっとオーバースペック。ボリューム4~5ですでにベースより大きな音(!)。しかもベースアンプのすぐ隣にあるから、けっこう影響大きくて、音量には苦労します(たいていはあきらめていますが)。グランドピアノの音をかき消しているときも結構あります。
ではピアノをマイクで拾ったり、ベースアンプの音を上げれば?と思うかもしれませんが、ベースアンプの音量をあげると、アンプがひーひー言い始めてがなりたてるのですね。なだらかな減衰もせず、とても落ち着いたジャズを演奏する音ではなくなります。音量を上げられるか否かは部屋自体の音の許容量(減衰曲線とでもいいましょうか...)にもおおきく影響されますが、あの鳴り方の部屋(減衰しづらい)で全ての楽器をPAして生音も出したら、制御不能のとんでもない汚い音になるでしょう。
ギタリストの方、あの大きな音のアンプには特に(笑)、もうほんの少しだけ気を配っていただけると嬉しいです。ポイントは,アンプから出ている直接音ばかりを聴こうとせずに、部屋の遠くの方に反射している間接音を聴くようにしてみてください。そこでピアノやベースとの音量バランスを聴き分けるのです。ただ、それも大きな音のドラマーが叩いた瞬間に、もろくも崩れ去ることも多いのですが....。個人の感覚の差もあるし(プロでも)、この問題本当に難しんですよね....(´;ω;`)。
音量感覚(ボリュームバランス)は、楽器陣すべてに通じることです。オーケストラを想像してみてください。繊細な「小さい音」と「強い大きな音」ー。この差(ダイナミックレンジ)を最大限とれば、音楽は、とても迫力あるゴージャズなものにも、繊細なか細いものにもなり得えます(あくまで価値観のひとつですが)。最大ばかりをいたずらに大きくしようとしないでください。その時は最小であったはずの音も大きくなっています。減衰するはずだった音もいつまでも残っています。是非、普段から音楽全体を聴く意識を持って、数値では測れないし正解もない「最適なボリュームバランス」を体にインストールなさってくださいませ。
本日のセッションもどうぞよろしくお願いいたします!
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2018.8.3(金) Jazz Funkセッション@ココパーム(西荻窪)
もちろん初心者OKです!!
参加費 1,500円(ミニマムオーダー1,000円)
20:00~23:00ホスト:野々口毅(EB) 外山浩之(pf)