日記

2023/12/11

2023年のひるきんセッション終了いたしましたー。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!本日も楽しくたくさん演奏出来ましたよね!また来年もこのペースで楽しんでいけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

あっ、本日ご記載いただいた「Q&A」はよーく吟味して来年からの私のサニーサイドでのセッション時に配りますね~。毎月、少しづつ更新して、虎の巻みたいなものを皆様と一緒に作っていければと思っております!どうぞお楽しみに~!

そしてひとつお知らせなのですが、かねてより要望のあった「超初心者」向けのセッションも来年からサニーサイド( http://www.sunny-side.jp/ )さんにて開催することになりました!

名付けて「野々口毅のファーストステップセッション」!主にクラシックやロック出身などで、ジャズのセッションはなかなか敷居が高くて行きにくいと感じていた方々のためのもので、基本上級者は来ません!来たとしても「超初心者のためのセッション」だということをご理解いただける方のみですw

まずはプレ開催が1/10(水)の19:30~22:30、参加費2,400円(オーダー別)です。この後、2月からは毎月第三日曜日の13:30~17:00の開催となります!(2/18 3/17 4/21 5/19.....となりますね)

こちらも細かい技術論より、まずは練習しやすい雰囲気作りを重視していきます。もちろん気づいた事は、その都度直接お伝えしていきますね!!

どうぞよろしくお願いいたしますー!!

なお、本日のセッション時に皆さんにお願いしていろいろ書いていただいたものがあるのですが、その中で結構多かった問題が「ロストした時どうすればよいか?」でした。あくまで「セッションの時限定」ですが、こちらの答えは長くなるのでコラム風に....

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本日の多かった質問。「曲をロストした時どうするか!?」

うーむ。状況もいろいろでとても難しい問題です。

まずは、ベース音やピアノなどの伴奏楽器をよーく聴きましょう。答えは他人の音の中にありますし、そもそもロストの多い人は他人の音を聴き取れてないからロストするとも言えますよね。

楽譜とベース(やピアノ)音を照らし合わせて、今いるところをなんとか見つけましょう。そういうトレーニングをしておきましょう。半音進行している部分などは比較的聴き取りやすいかもしれませんね。たまに出てくるツーファイブなども。理論がわかれば、ノンダイアトニックなコードの部分を聴き取ってみても良いかも(転調が激しい曲では無理ですけどねぇ)。

ベーシストやピアニストは、フロント奏者が挙動不審になっていたらw、あえてわかりやすいベースランニングパターンや、特徴的な部分を強調してあげましょう!ちょっと音楽的にはアレですが、4ビートだったのをいきなり2ビートにしてあげると、ルートと5度などがわかりやすく伝えられます。

では、ベーシストがロストしている時はどうすれば...。かなりヤバい状況です。ソリストやコード楽器がその進行通りに演奏していても、ベースが違うと全てが誤ったものに聴こえてしまいますからね。その混沌の中にいるとやがてさらに一人ロストし、またさらに一人ロストし....といった地獄絵図に陥りがちですw

こうならないためにもベーシストがロストしている時は、「一刻も早く彼を救ってあげる」必要があります。やはり周りの愛ある音で今ここだよと伝えてあげましょう!彼を救えば皆が助かる(かもしれない)。わかりやすいフレーズを吹いてあげるなり、わかりやすいフィルインを入れてあげたり、なんならピアニストがルートを弾いてあげるなどの力技で、全力で彼を救い出しましょう!

ベーシスト以外のロストも含めて、それでもダメな場合はもはや声での伝達しかありません。

背に腹はかえられません、「次、サビー」とか「アタマー」とか叫んでなんとか皆でその地点に辿り着けるようにしましょう。なーに、もうこの段階ではもはや聴き手も曲のどの部分かなんてわかりません。なんなら小節数すら無視して、せーので一気にサビに行っちゃいましょう。緊急避難です。仕方ありません。音楽が止まるより良いです。

もし、これでなんとか戻れて全員で無事曲のエンディングまで行ったなら、もはや共演者が戦友のように見えて来ます。よくぞあの過酷な状況を乗り切ったと、酒を酌み交わしながらお互いを大いに褒め称え合いましょう!!

ひとつ興味深い意見を聞きました。「そもそもロストしている人は、ロストしている事を明確にしてほしい」。

なるほど、確かにロストしていても、何食わぬ顔して(でも変な音で)演奏し続けると、「わかってやっているのか何なのか?」と周りをかえって混乱させてしまうことってありますよね。ロストしているならロストしている事を知らせてくれと、それならこちらがなんとかするから、という事でしょう。まったくその通り!

なので、経験が少なくその後に戻ってこれる可能性が低いと感じたらすぐに意思表明をしましょう。チラチラとわかっていそうな誰かの方を見て、目があったら軽く涙目で首を振りましょう。心の中で「ゴメン、無理ぃ」と唱えながら。

これでも伝わらない時も多々あるでしょうね。だったら、いっそのこと「ロストボタン」とかあったら良いですね。踏むと頭上のサイレンがクルクル回って周りに「我、ロストせり」を伝えるんです。やがて、一人増え、二人増え...全員のロストサイレンがクルクル....www

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