日記

2024/03/21

昨日の朝練は今週3/23にAppleDayでライブをやる本八幡のcooljojoで、ひとりで行ってきました。音響的に少し難しいライブハウス、音場の確認というかその場の音を思い出しておきたかったのです。

難しさの要因は、構造的に音が溜まりやすい場所にドラム、ピアノとが近接していること。そしてステージ中の音と外(客席で聞こえる音)がどうやらかなり違っていること。

ジャズなどの音楽では、バッキング(コンピング)とソロが明確に分かれて、そこで担うべき役割りは180度異なります。この両者を統一的にひとつのセッティングでできるとしたら、それはよほどPA的にしっかりと計算された状況であると思います。ましてや、相手するのはダイナミックレンジの異常に広いグランドピアノとドラムス.....。普段の演奏でも手元のボリュームで音色(音量、ではなく)をコントロールすることは1曲の中でも数十回に及びます。詳しくは省きますが、特にエレベでのピアノトリオの難しさは、この音色コントロールにあると思っています。楽器の鳴り、箱の鳴り、サウンドの調和、自分の演奏しやすさを担保しつつ全てをコントロールするのはとても難しいなぁといつも感じているのです。

とはいえ、もちろん与えられる場所に応じてアジャストしていかなければ、私たちは演奏場所を失うだけです。100%の演奏をお届けすべく、機材などのハード面はもちろん精神面(メンタル)についてもしっかり準備して臨みたいと思います。この点、昨日2時間だけですが、ひとりでも音を出せたのは良かったです。

そして本日日中はトリオでのリハ。リハの場所はcooljojoではありませんでしたが、いつもの楽曲たちを細かくアレンジしながら、真剣に音を紡いできました。単純に楽しい時間です。当日の演奏プレッシャーはありつつも、pf森みのり、Dr吉島智仁両氏と真剣に音を出すのは、この上なく楽しい時間なのです。

土曜日のライブはいつものオリジナルものです。この三人でのサウンドは固まったかと思ったら、壊されて...という再構築を随所で繰り返しています。どうぞ現時点でのAppleDayのサウンドをお楽しみください!

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