トレーニング

基礎練とは

日曜日につき、本日は部屋練です。椅子に座っていると、どうにも眠たくなってしまいます。以前も書いたように、スタンディングで練習すると、眠気も大分おさまり練習に集中できました。でも、やっぱり身の回りのものがいろいろあるというのは気がちる環境ではありますねぇ~。音楽室が欲しいなんて、そんな贅沢は言わないので、近くに安いスタジオがあってほしいです!

最近買った譜面台ですが、しっかりした作りでお気に入り。譜面台ひとつとっても、練習意欲という点で影響ありますねぇ。スペースに余裕あるなら、是非、ご自宅用にはしっかりとした重めの譜面台をご準備くださいませ。いろいろと快適です!

 

今日は二時間半ほどの練習時間でしたが、いつものように基礎練です。「曲」の練習はほぼしていません。

基礎練、と一口に言ってもそれぞれの求めるもの、そして持っている技術レベルに応じていろいろあります。私の場合はジャズ系の練習、つまりソロの練習がメインになります(が、実はすべてに通じる練習だったりもします)。

ではソロの練習の基礎とか何かというと、「スケール」「アルペジオ」がメインだと思っています。スケールとはコードに対しての横軸、指板に対してホリゾンタル(水平)な動きで、テンションや経過音なども意識しつつ音と音を滑らかに繋いでいきます。これを主にメジャースケールを中心にいろいろな形・テンポ・拍子で追っていくわけです。時に規則正しく、時に自由なインプロバイズで。ほっとくと2時間近くやっていることもあります。ただ、それでも毎回すべての項目をこなせているわけではありません。

アルペジオは縦軸、そのバーチカル(垂直)な動きは、コードをズバッと縦割りにしていきます。隣り合った音の連結ではなく、コードトーンだけで(途中の音は飛ばして)コードを表現していきます。これもいろいろな形の練習を毎日やっていたらいくら時間があっても足りないので、使える時間から各項目にさける時間を割り出して時間配分しています。

この二点が基礎練の中心なのですが、今は練習時間のほとんどをここに費やしています(あとリズムトレも少々)。

レッスンでもよく言ってるのですが、ある程度の技術レベルまで来た方が、さらにフレーズに磨きをかけるにはどうしたらよいか?ある程度弾けている曲の演奏をもっとクォリティをあげるにはどうすればよいか?基礎練に答えがあります。そのフレーズを何百回と繰り返すことも最初の段階では悪いことではありませんが、ある程度の演奏力ある方にとっては、その先に必要なのはその曲やフレーズの練習ではなく、上述した「基礎練習」なのです。私も何度も経験があります。それを続けていると「特にそのフレーズや曲を練習したわけではないのに、いつの間にか弾けてる」ということが起こるのです。またはフレーズ自体の歌い方がより良く変わってくる、ということが。

最近もそんな体験をしていますし、あらためて「やっぱり基礎なんだなぁ~」とつくづく実感しています。あんなに苦手だったことが、適切な基礎練を見つけただけでできるようになっちゃった(ものすごい反復はしております。これを「炎の練習」と呼んでおりますがw)。

ただ、その時その時に最適な基礎練のやり方って、段階によって違ってくるのですよね。例えば、歴5年くらいだけどまだ音の長さが曖昧、という段階の方がテンポ250でメジャースケール2オクターヴを繰り返していても、それはちょっと違う(意味がないとはいいません)。
あと、考えない練習は効果半減します。「これだけやっておけば大丈夫」的なノリでいると、手だけが動いて何も考えていない時があります(思考停止状態)。これはもったいない練習です。かならずやっていることの意味を考えながら、機械的な処理にせず練習してくださいね。ここら辺はなかなか文章化しにくいところなので、あとはそれぞれの先生などに聞いてみてくださいね。かならずやブレイクスルーにつながる基礎練ってありますよ!それも芯くえば結果も早くでます(すぐ実感できる)。頑張りましょうねー!!

 

全然関係ないですが、本日食べたおやつの「冷やししるこ」と「水大福」。美味しゅうございましたー!

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