日記

10/13(水)友人の田中嘉明氏が病気でお亡くなりになりました。八王子の下倉楽器で知り合って、かれこれ15年くらい。同じ曜日のレッスン会場で合う事や、八王子のBAND BOXでのセッションホストやライブ、飯塚由加さん(Pf)のカルテットでの演奏など、たくさんの現場でご一緒させて頂いてきた友人です。

もちろん闘病されていることは知っていたし、少しでも気休めになればとくだらないメールなども何度かやり取りしていたタイミングでした。

送られてくる彼のメールの中には、彼がはっきりと自分の死というものに向かい合っていた事が書いてありました。それを受け入れつつ、必死に戦っている彼の姿も、私には容易に想像出来ました。彼の覚悟を伝えてもらった時、私も彼にはっきりとこれまでの感謝を伝えることができ、また、彼を失う私の覚悟も伝えられました。たくさんのライブを一緒にやってくれてありがとう。セッション手伝ってくれてありがとう。出会ってくれてありがとう。言いたいことはたくさんあるけれど、とにかくありがとう。もしあなたがいなくなってもずっと感謝を伝え続けるよと約束もできました。

すごい生き様でした。自分のあるがままの状態をしっかりと受け止めたうえで、立ち向かっておられました。私も自分の死というものには常に向かい合っているつもりではありますが、いざ自分にその時が来た時、果たして自分もそうしていられるか.....。

10/11に出したメールの返信は来ませんでした。

涙は、訃報の連絡を共通の友人にしているときに突然こみ上げました。これは何の涙?喪失感?寂しさ?彼のはかない人生を憐れんでる??いいや、違います。これは彼の凄まじいばかりの生き様に対する感動の涙でした。よく戦った素晴らしく誇らしい男の生きざまに対する敬意です。人生の勝利者に対する賛辞です。

田中さん、お疲れ様。これからも悲しんだり、寂しがったりはしないよ。あなたに感謝し続ける。敬意を払い続ける。これからずっとね。しばらくは向こうでゆっくりね。そして、またどっかで演ろう!

出会ってくれてありがとうー!!

Photo by 田中嘉明
Photo by 田中嘉明
Photo by 田中嘉明
Photo by 田中嘉明
Photo by 田中嘉明
2014.5.30.八王子Band Box最後のセッション終えて。

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