日記

本日も朝練3時間行けました。曲は一切練習せず、ひたすら基礎練。ここのところは、無伴奏で遊ぶことをたくさんやっています。

経験ある方も多いと思いますが、iRealなどの伴奏音源流してソロの演奏していても、リズムの練習は出来ないんですよね。あれはハーモニーやスケールの響きなどの確認用のものなのです。勝手に伴奏音源は進んでいきますからね~。

一度試してみてください。「基本アルペジオ」でも通常のアルペジオでも構いませんから、伴奏抜きでソロとして成立させられるかを。

これ、思っている以上に難しいです。フレーズの組み立てがどうこうではなく、音色的に。極端で曖昧な言い方ですけど、エレベって、単体で鳴らした時にそれほど良い音はでないんですよね~(波形・倍音構成・含んでいる周波数域等において)。少なくとも他のアコースティックな楽器のようには。あくまで他の楽器との組み合わせの中で生きる音、というか。いわゆる4ビートジャズをエレベで録音しているもの方が、探すのが大変なのはわかりますよねー

増幅回路を通った段階で、小さい余計な音がたくさん出てるんです。ていうか小さい余計な音も増幅されて出てくるのです。どんなにミュート(消音)意識しても即興で演奏しているときに100%ミュートをすることはほぼ不可能。つまり、伴奏が鳴っているときというのは、単にそれが「隠されている」だけなんですよね。これが無伴奏になった瞬間顕わになるのですよね。また、付けていたと思っていたダイナミクスも無伴奏では特にアラが目立って、まったく出来ていないことに気づかされたりするのです。この点コントラバスは無伴奏の単体でなっている時でも、エレベよりはるかに良い音が鳴りますよね~、そもそもアコースティックな楽器ですから(音量は小さいですけれど)。演奏自体の難しさはちょっと置いといて。

電気楽器としてのエレベの演奏について、すごく考えさせられる瞬間なのです。

なので、ジャズなどにおいてソロを取る方は是非無伴奏を試してみて欲しいのです。音色やリズムをしっかり意識して。どうしたらより説得的なソロを取ることができるのか。ジャズという音楽の中でエレベの立ち位置はどこなのか?

ただ、いろいろ見えてきちゃいますので、凹み過ぎない程度に...。私も毎回凹んでいますから....ww

研究の道はひたすら長く長く続いていくのですー

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